#9 ピリ辛!がやみつき おやつにビールのおつまみ、パーティーにもおすすめ! ケイジャンベイクドポテト
大人も子供も大好きな野菜と言えば、じゃがいも(ポテト)。そして連想させるじゃがいも料理と言えば肉じゃがやコロッケ、ポテトサラダにフレンチフライ(ポテトフライ)でしょうか。
じゃがいもは和洋折衷どの料理にも合う万能野菜で、品種が多く年中手に入りやすく、尚且つ保存もしやすい常備野菜のひとつ。私はポトフや肉じゃがの味の染みたじゃがいもも大好きですが、やっぱりハンバーガーやフィッシュ&チップス(フライドポテト)、ステーキの付け合わせで食べるポテトは、罪悪感など忘れてしまうほど美味しく感じてしまいます。あの、マッシュポテトや熱々のベークドポテトの上にバターやサワークリーム、縁日で見かけるじゃがバターもたまりませんよね。それにポタージュは素朴なのにとっても美味しいです。
今回は手作りのスパイスをじゃがいもに振り、そして混ぜ合わせ、オーブンで焼くだけの簡単レシピをご紹介します。子供のスナックやお酒のおつまみ、パーティーや付け合わせ、お弁当にもピッタリです。油で揚げないのでとてもヘルシー。このスパイスを作っておいて、鶏肉にまぶしてローストしたり、チャーハンのシーズニングとしてお使いいただいても美味しいのでとってもおすすめです。
お家にオーブンがなくても、トースターでできるアイデアは一番最後に!
材料は8〜9つ
- じゃがいも
- オリーブオイル(お好きな植物性オイル)
- スモークドパプリカパウダー
- ガーリックパウダー
- ドライオレガノ
- ドライタイム
- お塩
- ブラックペッパー
- カイエンペッパー(辛いので大人向け)
じゃがいもについて
じゃがいもはナスに似た白色や淡紫色のお花をつけるナス科のナス属で、トマトやピーマンの仲間です。じゃがいもは地中に伸びる地下茎の先端に栄養を含み塊茎となります。
野菜の中でもデンプンが多いイモ類は、主食(穀物)の代わりにもなります。ただし、エネルギー源となる糖質が多い為、血糖値の上昇が高く、高GI値食品となりますが、お米などと比べるとカロリーは低く、食物繊維も多い為ダイエット食としてもオススメです。(油で揚げた物ではなく、茹でる、煮る、蒸すに限ります)
じゃがいもの栄養価
じゃがいものビタミンCは比較的熱に強く、カリウムが豊富です。
ビタミンCは抗酸化作用、免疫力を高めストレス解消にも効果があり、カリウムは体内にある最も多いミネラルで、高血圧予防やむくみを改善すると言われています。
じゃがいもの天然毒素
じゃがいもの芽と芽の周り、皮が緑色になっている部分とその周りには、天然毒素の一種であるチャコニン、ソラニン、ポテトグリコアルカロイドなどの有害な成分が含まれ、これらを一定量食べてしまうと、腹痛や吐き気や下痢などの中毒症状を起こすと言われています。
調理前の下処理では面倒臭がらずしっかり取り除き、水に弱い性質の為、水にさらすと毒素が排出されるのでオススメです。但し、熱には強い為、やはり下処理の際に大きく取り除くのが無難です。
ナス科植物にある天然の化学物質が体に影響!?
以前、友人がじゃがいもを食べるとなぜか調子悪いんだよね。と言う話をしていたのを思い出したので少し。
トマトやじゃがいもを食べてイマイチ調子が悪い、と感じるのはナス科野菜の毒性の影響を受けているかもしれません。
先にお話した天然毒素のソラニンと言うアルカノイドはカフェインやカプサイシン、ニコチン、エフェドリンなどにも含まれていますが、とても微量です。今のところ、科学的な根拠はないようですが、食物アレルギーや免疫疾患、消化の問題を引き起こす可能性があると言われています。
ただ、トマトやじゃがいもなど、栄養価の高い野菜でもある為、よっぽどでない限り食卓から削除する必要はないように感じます。ご自身の体調に合わせて判断してくださいね。
スパイスやハーブについて
スモークドパプリカパウダー
パプリカは唐辛子の一種で、ビタミンCが多く辛味がないのが特徴です。そのパプリカを粉末にしたのがパプリカパウダー、そして木のチップでパプリカをスモークししてから粉末にしたものがスモークド・パプリカパウダー(薫製)。
私的にはかなりオススメの常備スパイスのひとつです。前回ポストしたチリコンカンを始め、ふりかけたり、混ぜたり、煮込んだりと色々なお料理に使えます。
★パプリカパウダー
★スモークドパプリカパウダー
★パプリカパウダーを使ったレシピ
ガーリックパウダー
乾燥させたにんにくを粉末にしたもので、パウダーにしても栄養素は変わりません。にんにくの香りの成分アリシンが少し減少する程度です。
ガーリックを使うお料理全般にお使いいただけます。我が家ではお塩、胡椒の次に必須のスパイスです。にんにくを切らしてしまった時、刻むのが面倒臭い時、塩胡椒では物足りない時はガーリックパウダーの出番です!
★ガーリックパウダー
ドライオレガノ
オレガノは栄養価の高いハーブのひとつで、胃腸を整えたり、消化促進効果があると言われています。フレッシュより、ドライタイプを使用する方が香りが良いとされています。私が使用する時はそのまま使うのではなく、揉みながら調理に使っています。
★ドライオレガノ
★オレガノを使ったマリナラソース(マリナーラソース)の作り方
ドライタイム
シソ科のタイムは特徴的な香りがあり、強い殺菌作用と抗ウイルス作用のあるハーブです。お肉やお魚料理、クリーム系のスープやシチューなどにオススメです。フレッシュのタイムは日持ちしないので、余ってしまったら自然乾燥させてドライタイムを手作りしちゃいましょう。
★ドライタイム
カイエンペッパー
じゃがいもと同じナス科で、赤唐辛子の実を乾燥させ粉末にしたものです。唐辛子の辛味成分は新陳代謝を高めたり、食欲不振の改善に役立ちます 。お料理を深い味わいにすると言うよりも、辛味をプラスする香辛料です。
★カイエンペッパー
レシピ
作り方
① オーブンを200度に予熱します。オーブン用トレーにオーブンシートを敷いておきます。
② 深めのカップかボールにスパイス(6〜8種類)を入れ混ぜ合わせます。カイエンペッパーは辛いのでお子様が食べる時は省くか、年齢により分量を調節してください。
③ じゃがいもは洗い、芽などを大きめに取り除き、出来るだけ同じ厚みの大きさにカットしたのち、水にさらします。
※皮は剥いても剥かなくてもどちらでもOKです。お好みに合わせてください。
④ キッチンペーパーもしくはキッチンタオルなどで水分を取り、大きめのボールに移します。
⑤ ④にオイル(今回はオリーブオイル)を回しかけ、全体に馴染ませます。そしてスパイスをふりかけ、全体に馴染ませます。
⑥ オーブンシートの上にポテトがくっつかないように間をあけて並べます。
⑦ 200度のオーブンで25分焼き上げます。焼き時間はご自宅のオーブンに合わせて調節してください。
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材料
- 3〜4個 じゃがいも
- 2Tbsp オリーブオイル(もしくはお好きな植物性オイル)
- 1と1/2Tsp スモークドパプリカパウダー(パプリカパウダーでもOK)
- 1Tsp ガーリックパウダー
- 1Tsp ドライオレガノ
- 3/4Tsp ドライタイム
- 1/2Tsp お塩
- 1/4Tsp ブラックペッパー
- 1/8Tsp カイエンペッパー(辛いので大人向け)
※Tbspは大さじ、Tspは小さじ
ポイント
- スパイスは事前に混ぜ合わせておきましょう。余った場合や多めに作って空き瓶に入れておけば何かと便利です 。
- カイエンペッパーが辛いのはもちろんですが、ブラックペッパーも辛いので、小さいお子様が食べる場合は分量に気をつけてください。
- スモークドパプリカパウダーがない場合は、パプリカパウダーでもOKです。
- ドライオレガノは手揉みすると香りが良くなります。
- 塩味が薄めです。もし塩気が足りない場合は出来上がりにふりかけてください。
オーブンがお家にない時は
じゃがいもを下処理した後カットせず、たっぷりのお水にひとつまみの塩を入れ、芯まで火を通します。火が通ったら少し冷まし、カットします。
オイル、スパイスをまんべんなく絡ませ、スキレットもしくはアルミホイルに間隔をあけて並べ、オーブントースターで高温設定でカリッとするまで(20分ほど)焼きあげます。
Enjoy!!
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今回使用したオーブンとスパイスはこちらから
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