#10 野菜クズで作るベジタブルブロス(野菜だし)の作り方
「ブロス(broth)」って何?と思われた方が多いかもしれませんね。各言う私も、海外で生活することがなかったら、知らずにいたかもしれません。ブロスとは肉や香辛料、野菜からとる出汁(ダシ)のこと。国によって呼び方が違いますがブイヨン、スープストックなどとも呼ばれます。
海外で見かけるブロス売り場では、まず目にするのが紙パックに入った商品です。化学調味料が入った商品から、調味料無添加、完全オーガニックの物まで様々。それに比べて、日本で市販されているブロスは、洋風スープの素やコンソメ、和風だしなど固形や顆粒タイプが主流で、これらにはうま味調味料(アミノ酸など化学調味料)で味付けされていることが多いです。海外旅行した時にスープが薄い、味付けが薄い、不味っ!と思ったことはないでしょうか? 大抵の場合、このうま味調味料を使用しているか、していないかの違いです。日本人は悲しいことに、この化学調味料の人工的に精製された調味料の味に慣れてしまっているのです。
余談ですが、友人に日本から持ってきたインスタントラーメンを作ってあげた時、とっても美味しい!と絶賛していたのが印象的でした。笑
今回は一番シンプルで簡単な野菜ブロスの作り方をシェアしたいと思います。毎日出る野菜クズを冷凍保存し、貯まった野菜クズを時間のあるときにお鍋に入れてグツグツ煮て濾すだけです。その時の野菜の種類や量により、香りも風味も違ってきます。冷凍保存も可能です、ぜひ、お家で作ってみてくださいね♪
材料はたくさんの種類の野菜たち
- お水(水道水は避けて)
- 皮(玉ねぎやにんにくの一番外側の薄皮も!)
- 切り落とした部分
- 葉っぱ
- 根っこ
- 茎
- へた
- タネ
海外生活で感じたこと
ブロスとは関係ないかもしれませんね。興味がなければ飛ばしてください。笑
私は乳幼児からアトピー性皮膚炎で、結婚するまでステロイド軟膏や抗ヒスタミンなど薬がないと生活できませんでした。結婚を機に自己流の脱ステロイドを始めました。それは私の人生の中で一番良い決断で、同時に辛い時期だったと思います。
その頃、食べ物や飲み水が自分の皮膚や身体を作り、運動で筋肉を動かし筋肉をつけて汗をかき、代謝を上げ、血液の循環をも良くし、そして細胞を活性化させ、ストレスを発散する。たくさんのお水を飲み、外に出て太陽の光を浴び、良質な疲れと良質な睡眠をとることが大切なんだ、と言うことを学びました。
これらはアレルギー体質の私だけでなく、現代社会のどの人にも必要なことだと思っています。
海外生活する前からいろいろなことに気を使っていましたが、現地の人たち(老若男女問わず)はとても健康意識が高いことに驚かされました。意識の高い地域に住んでいたこともあり、まず太っている人が少ない。みんなニコニコしていてとてもフレンドリー。(もちろんそんな人ばかりではない)オーガニックスーパーが何店舗もある。ファーストフードが少なく、ベジタリアンやヴィーガン対応のレストランが基本。とにかく野菜や果物を生(Raw)で食べる人が多い。ランニングだけじゃなく、ウォーキングを楽しむ人も多い。お天気の良い日は公園でバーベキューやピクニックランチ、ピクニックディナーする人が多い。子供たちが広い芝生で外遊びを楽しんでいて、親子や家族との時間を大切にしている。病気に関しては予防第一で、病院や医者にかからない。などなど、細かいことをあげるとキリがありませんが、私の知っている日本人とは対象的な生活です。
生活を始めてスーパーにあるスープバーの味が薄く感じたこともそうですが、スーパーに行くとオーガニック食品が普通の食品と同じぐらい並んでいること。買い物一つ一つ、意識して買い物が出来るんですね。そのおかげで、半年後にはアトピーの症状(主に湿疹)が一切出なくなりました。毎日シャワーだけでも、甘いドーナツやチョコレート、ジャンクフードなどを食べても。
そして、帰国した途端、調子が悪くなっている現実。
生活していた国は土地柄、自然が多く、海の近くだったこともあり、扉を開けると磯の香りと澄んだ森林の空気が入り混じり、外にいる間は深呼吸し続けたくなるほど空気がとても美味しかったのです。
私がブロス(野菜だし)を手作りする理由
基本的に食品添加物を取りたくないことが前提ですが、日本では無添加のブロスが簡単に買えないこと。そして化学調味料の味がとても嫌で市販の加工食品は口にしたくないと言う理由から。月1回程度ジャンクフードを食べますが、殆ど外食もしなくなりました。外食する際のお店を選ぶようになりました。
と、言うことで帰国してからはブロス(出汁)は毎回手作りなのです。市販のブイヨンなど入れなくても、食材とお酒(ワイン)やハーブ、スパイスなどで十分美味しい味付けが出来るんですよ!
3日〜1ヶ月の保存が可能です
冷蔵だと2〜3日。冷凍であれば2週間〜1ヶ月ほど。
保存容器は空き瓶をリサイクルしよう!
最近のプラスティック容器は化学物質のBPAフリーが当たり前になってきましたが、そのBPAフリーも最近、疑問視されています。石油から作られるプラスティックの環境問題や人体へのリスクを回避するためにも、この機会に是非、保存に万能でお金のかからない空き瓶を再利用してみてはいかがでしょうか。
レシピ
作り方
① 毎日、出る野菜のクズをタッパーや空き容器に冷凍保存します。
※1週間〜10日前後が目安
② 大きいお鍋にたっぷりの冷凍野菜を入れます。この時に野菜クズの量が多くて、お鍋からはみ出していても、煮出している間にどんどんカサ落ちします。
③ ②にこぼれない程度(目安はお野菜がかぶる程度もしくはそれよりも多く)にお水(水道水は避けて)を入れ、中火で火にかけます。
④ 沸騰したら、弱火にして4〜50分煮出します。
⑤ 大きめのボール(耐熱のあるボールやお鍋など)にザルを乗せ、その上からキッチンペーパーやキッチンタオルを敷き跳び羽に注意しながら濾します。最後は軽く絞って出来上がりです。
⑥ 荒熱を取り、空き瓶や耐熱ガラスなどに移し替え、冷蔵保存で2〜3日。冷凍保存で2週間程度。製氷皿で小さいキューブを作り、冷凍保存するのもおすすめです。
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材料
- お水
- 玉ねぎ(黄玉ねぎ、赤紫玉ねぎ)
- セロリ
- にんにく
- 人参
- 長ネギ(青ネギ)
- パプリカ
- 生姜
- ブロッコリー
- カリフラワー
- トマト
- ナス
- 大根
- キャベツ
- ほうれん草
- アスパラ
- 白菜
※今回使用した野菜クズはこれぐらいでしょうか。
ポイント
- 野菜は良く洗います。オーガニック野菜がおすすめですが、農薬などが気になる場合はそれなりの下処理を行ってください。
- 野菜クズは痛まないように必ず冷凍保存です。
- 最低限のおすすめ野菜、玉ねぎ、にんじん、にんにく、あればセロリ。
- はじめに料理酒や清酒を入れてもOKです。決して、調理酒を入れることがないように。野菜ブロスを作る場合、私的にあまり違いがわからないのでお酒は入れていません。(チキンブロスの場合は入れます)
- お水の代わりに、野菜を下茹でした茹で汁を使うのもおすすめです。
- 玉ねぎやガーリックは外側の薄皮も捨てずに入れます。
- 野菜の種類、野菜の量などで出汁の色は違ってきます。これが正解と言うのはありません。その時その時で色や風味を楽しんでください。我が家では基本、玉ねぎはアーリーレッド(赤紫玉ねぎ)を使うことが多いので毎回、出汁の色が赤紫よりになります。
- じゃがいもの緑色した皮や芽は避けましょう。天然毒素が含まれており、熱に強いです。
- 野菜ブロスは洋食だけでなく、お味噌汁でも美味しくいただけます。
Enjoy!!
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